実践で役立つこと

学校で学ぶことは「知識」だ。
中学生の頃の担任にそう言われたことを思い出す。学校は学生が求めるままに知識をたくさん与えてくれるし、学生がそれ以上の知識を望めばいくらでも知識を得る方法を教えてくれることが出来る。けれども本当に大切なのは、「知識」だけではない。その「知識」を活用、実践に使うことが出来る「智恵」が必要なのだ、と言われた。この「智恵」は自らが求めて探しださなくてはいけない。いくらでも目の前にあるのに、見つける目と心を磨いていないといけない。そう言われても当時はよく理解できずにいた。そしてこの言葉の本当の意味を知るのは、学生を卒業し、社会に出て実務についてからになる。一般職の場合はこれでも十分間に合う。気付いた時点で遅すぎるということはない。だが、医療現場では実務についてからでは遅すぎる。
医療の学校においては「知識」はもちろん「実践」も学ぶことが出来る。たくさんの講師による講義で知識を高め、学内で行われる校内実習で知識の復習をし、臨地実習などで技術や態度、対応の仕方などを学んでいく。その為に実習室もかなり広く、十分なスペースで学生の誰もが同じ教育を受けることが可能だ。在宅患者の看護を想定した、一般家庭のような作りの実習室もあり、自宅での入浴などについても学ぶことが出来るようだ。ここまで細かく実習をし、また指導がされることに驚くが学生はこれだけの知識と経験を身につけて社会に出れば、少々のことでは戸惑うことも少ないだろうと思う。細やかで細部まで行き届いた教育を受けた看護師は、現場での「判断能力」や「問題解決能力」も多く身につけているのではないだろうか、と思うのである。

Comments 0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*