実習を糧にしてほしい
実習とはその道を目指す若い人達が現場で少しでも場馴れをするために授けられた制度である。医歯薬系の現場で初々しい若者が奮闘する姿は眩しくて頑張ってて微笑ましいものだ。学校で学ぶ基礎知識よりも実習で学ぶ事の方が後々重要になって来るだろうから学生たちも必死である。医歯薬系の中でも特に医療の臨床実習は重要である。
自分の場合、実習では張り切って気合が入るが本番では気が緩んで失敗するタイプである。仕事の研修では真面目に熟すが肝心な本番の時に注意散漫してミスをする厄介な性質である。今まで何度怒られた事だろう。わたしの様な性格の人間は例え勉強が出来たとしても、医療の道を目指すとしたらそれは困難かもしれない。人様の命に関わる職種なら尚更である。そして、いくら頭が良くても現場の空気に柔軟に対応出来なければ意味が無い。
医歯薬系を目指す人には注意散漫な人間はいないかもしれないが、若い人にとって実習も青春の1ページになるかもしれないので大いに頑張って楽しんで欲しいものである。どんな現場に置いても若い人達が一生懸命頑張っている姿を見るのは気持ち良いものである。実習を経験した人のブログや体験記を読んで見ると、始めの内は慣れるのが大変だが、その内どんどん楽しんで行くのが分かって実に微笑ましい。実習生だからこそまだ許される失敗もあるだろうし、周りの態度も柔軟である。もしかしたら実習が一番楽しかったと思う人もいるのではないだろうか。